What Happens in London [Historical]
Julia Quinn の最新作で、 The Secret Diaries of Miss Miranda Cheever(ミランダの秘密の日記)のヒーロー Viscount Turner の妹にして、ヒロインの親友 Lady Olivia Bevelstoke が本作のヒロインです。本作のヒーロー Sir Harry Valentine は、The Secret Diaries of Miss Miranda Cheever には出てきません。このため、スピンオフですが前作を読まなくても問題ありませんし、前作のネタバレもありません。
今年三回目の社交シーズンを過ごしている Lady Olivia の家の新しい隣人は、Sir Harry Valentine いつも黒っぽい服装の彼には、婚約者を殺したという噂がありました。友人からその噂を耳にした Olivia は、そんなバカな話はないと一蹴しますが、Harry のことが気になり自分の寝室の窓からこっそりと毎日 Hａｒｒｙ の書斎を観察していました。当時の紳士としては一般的でない行動(毎日、朝早くから書斎で何か書き物をしている)にいったい何をしているのだろう？ と興味を募らせます。
Sir Harry は、隣の家のカーテンの陰からじーっと見つめる女性が気になって仕方がありません。仕事に集中しなければと思うのですが、気がつくと思いは その女性のことになっています。滅多に社交界の催しに出席しない Harry には顔を見ても誰かわかりません。従兄弟の Sebastian に聞いて、隣の伯爵家の令嬢とやっと分かりました。Sebastian の頼みで出席した Smyth-Smith家の音楽会（Quinnファンにはおなじみ）で、Olivia と会った Harry は覗き見されていることに気がついていたと伝えます。レディらしくない行動を指摘された Olivia はツン としたつめたい態度で Harryに接し、互いの印象は最悪でした。
その後、ナポレオン信奉者との噂があるロシアのAlexi王子が、イングランドに滞在しておりOlivia がお気に入りの様子であることから、War Office が監視対称とました。監視者として祖母がロシア人であったことからロシア語が堪能で社交界に出入りできる身分のHarryに白羽の矢が立ち、Olivia と Harry は一緒にすごす時間が長くなり、互いの第一印象とは異なることに気がついていきます。
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評価：Ａ
尻すぼみになった Bridgerton シリーズ。
なんだか読んでいてイライラした The Secret Diaries of Miss Miranda Cheever
今度こそ！ と期待しすぎて うーんだった The Lost Duke of Wyndham
と、ここ数年私にとってイマイチな本が多かったのでしたが、この本はなかなか良いです。 初期のころの作品を思わせる 思わず笑ってしまうシーンや会話がタップリあり、ラブコメ少女漫画が好きな人なら楽しめると思います。 The Secret Diaries of Miss Miranda Cheeve のスピンオフですが、別に我慢して Miranda の話を読まなくても、大丈夫なのも○です。
ヒーローが真面目は、わりと普通の紳士というのが珍しいです。そのぶん、弟のＥｄｗａｒｄ と従兄弟の Sebastian が典型的なrake 行動を繰り広げます。Olivia はMiranda の話では、人の意見も聞かずに猛進するように見えましたが、本作では 思い込みで暴走したらり、自分の意見に固執して意固地になる ということもなく 割と普通の女性に描かれています。
最近、Julia Quinn の本はいいペースで翻訳されているますから、この本もそのうち翻訳されると思います。「ミランダの秘密の日記」でガッカリした人も、この本は楽しめると思います。ただ、Julia Quinn の本をよんだことがある人ならご存知かと思いますが、HOTなシーンは無いかとても少ないので、そっち方面を期待してはダメです。（笑
翻訳はこちら
今年三回目の社交シーズンを過ごしている Lady Olivia の家の新しい隣人は、Sir Harry Valentine いつも黒っぽい服装の彼には、婚約者を殺したという噂がありました。友人からその噂を耳にした Olivia は、そんなバカな話はないと一蹴しますが、Harry のことが気になり自分の寝室の窓からこっそりと毎日 Hａｒｒｙ の書斎を観察していました。当時の紳士としては一般的でない行動(毎日、朝早くから書斎で何か書き物をしている)にいったい何をしているのだろう？ と興味を募らせます。
- 作者: Julia Quinn
- 出版社/メーカー: Avon
- 発売日: 2009/07/01
- メディア: マスマーケット
Sir Harry は、隣の家のカーテンの陰からじーっと見つめる女性が気になって仕方がありません。仕事に集中しなければと思うのですが、気がつくと思いは その女性のことになっています。滅多に社交界の催しに出席しない Harry には顔を見ても誰かわかりません。従兄弟の Sebastian に聞いて、隣の伯爵家の令嬢とやっと分かりました。Sebastian の頼みで出席した Smyth-Smith家の音楽会（Quinnファンにはおなじみ）で、Olivia と会った Harry は覗き見されていることに気がついていたと伝えます。レディらしくない行動を指摘された Olivia はツン としたつめたい態度で Harryに接し、互いの印象は最悪でした。
その後、ナポレオン信奉者との噂があるロシアのAlexi王子が、イングランドに滞在しておりOlivia がお気に入りの様子であることから、War Office が監視対称とました。監視者として祖母がロシア人であったことからロシア語が堪能で社交界に出入りできる身分のHarryに白羽の矢が立ち、Olivia と Harry は一緒にすごす時間が長くなり、互いの第一印象とは異なることに気がついていきます。
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評価：Ａ
尻すぼみになった Bridgerton シリーズ。
なんだか読んでいてイライラした The Secret Diaries of Miss Miranda Cheever
今度こそ！ と期待しすぎて うーんだった The Lost Duke of Wyndham
と、ここ数年私にとってイマイチな本が多かったのでしたが、この本はなかなか良いです。 初期のころの作品を思わせる 思わず笑ってしまうシーンや会話がタップリあり、ラブコメ少女漫画が好きな人なら楽しめると思います。 The Secret Diaries of Miss Miranda Cheeve のスピンオフですが、
ヒーローが真面目は、わりと普通の紳士というのが珍しいです。そのぶん、弟のＥｄｗａｒｄ と従兄弟の Sebastian が典型的なrake 行動を繰り広げます。Olivia はMiranda の話では、人の意見も聞かずに猛進するように見えましたが、本作では 思い込みで暴走したらり、自分の意見に固執して意固地になる ということもなく 割と普通の女性に描かれています。
最近、Julia Quinn の本はいいペースで翻訳されているますから、この本もそのうち翻訳されると思います。「ミランダの秘密の日記」でガッカリした人も、この本は楽しめると思います。ただ、Julia Quinn の本をよんだことがある人ならご存知かと思いますが、HOTなシーンは無いかとても少ないので、そっち方面を期待してはダメです。（笑
The Secret Diaries of Miss Miranda Cheever
- 作者: Julia Quinn
- 出版社/メーカー: Avon
- 発売日: 2007/07/01
- メディア: マスマーケット
翻訳はこちら
- 作者: ジュリア クイン
- 出版社/メーカー: 武田ランダムハウスジャパン
- 発売日: 2008/11/10
- メディア: 文庫
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