The Wary Widow

Mrs. Chloe Hawthorneは、18歳で結婚したのですが、その二週間後に夫が病死して現在19歳の未亡人です。今年の社交シーズンに従姉妹のLady Elizabethのchaperonをするために、ロンドンにやってきました。

Chloe の母親とLady Elizabethの母親が姉妹のようですが、Chloe の家は養豚業で娘をロンドンの社交会に送り出すだけの家柄もお金もないようです。Elizabethの家は伯爵家以上のはずですが、両家は頻繁に行き来があるのが、なんとなく変な気がしました。(つり合いが取れない場合は何となく疎遠になると思っていたので)

Lord Andrew Wetherby は26歳、侯爵家の次男で瓜二つの双子の弟Michealがいます。Lady Elizabethとは恋愛感情はないものの、お互い家柄、財産のつり合いがとれていて性格的にも合うことから結婚生活も上手くいくだろうと考え婚約しました。ところが、今年の社交シーズンにLady ElizabethのchaperonをするMrs. Hawthorneに一目ぼれしてしまいます。

結婚してすぐに最愛の夫を亡くし、もうどんな男性も愛せないと思っていたChloeですが、Andrewのことが気になるようになり、Lizzieの婚約者にそのような気持ちを抱いてはいけないと必死で気持ちを抑えようとします。

The Wary Widow

------
評価：C

Jerrica Knight-CataniaのThe Wetherby Brides シリーズの三作目です。

婚約者のいるヒーローとその婚約者のchaperonが恋に落ちるという、二人が結ばれるまでには難題が山積みのカップルです。それだけでも痛いのにストーリーの展開が、二股としか思えないし..... ロマンスと思って読むとアレですが、昼メロと思って読めば大丈夫なお話でした。

ヒロインの従姉妹で結果としてヒーローに捨てられてしまう花嫁のLady Elizabethのその後は、The Bedeviled Bride にて描かれているようです。

タグ：widow [K] Regency