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The Proposal [Historical]

Gwendoline, Lady Muirは、若くして夫と死別しましたが親族や友人に支えられ再婚など考ずに暮らしていました。最近、夫を亡くした友人の家に招待されたものの、友人との関係がギクシャクしてきたことから、冷静になるため一人で海岸に散歩に出かけます。

Hugo, Lord Trentham は、海岸を一人で散策していました。出かける前に友人たちに「未来の花嫁が見つかるかも」と冗談を言われたものの、公爵家の私有地に滞在者以外が立ち入るはずもなく、あり得ない話です。ところが、海岸で足をくじいて歩けなくなったLady Muirを見つけます。

Lady Muirは怪我の状態から動かすのは無理との診断がくだり、そのまま公爵邸に滞在することになりました。互いに強烈にひかれあう二人ですが、住んでいる世界が違うことから結婚は考えられないと思っています。


The Proposal (Survivor's Club)

The Proposal (Survivor's Club)

  • 出版社/メーカー: Delacorte Press
  • 発売日: 2012/05/01
  • メディア: Kindle版

Survivor's Club の一作目です。

Hugoは、裕福な商人の息子で中産階級の出身ですが
軍に将校として仕官したことで、上流階級出身の
友人ができます。また戦功により爵位を与えられました。
立場的には上流階級の人間と扱われるようになりましたが
自身の考え方や生活は変えられないと感じています。

Hugoの父の後妻Fionaは、貧しい労働者階級の出身
その美貌に惚れたHugoの父に求婚されたことで
貧困から抜け出します。また、Fionaの両親は、
Hugoの父からの融資を元に食料品店を経営し
それを成功させます。

Fionaは、Hugoの一族に受け入れられないように感じる一方
自分の実家からも煙たがられていると思い込み自宅に
閉じこもってふさぎ込む生活を送っています。

そしてGwen、伯爵令嬢に生まれ子爵未亡人の彼女は
絵にかいたような上流のレディです。
若くして未亡人となったものの、親族に囲まれ
何不自由のない生活に満足していると思っていますが、
心の奥底に自分でも気が付かない寂しさを抱えています。

この時代、普通なら同席する機会がほとんどない人々が
ハウスパーティーに集い交流することで、違うところもあるけど
同じところもある人間同士互いを思えばうまくいくという
大団円となります。ちょっとできすぎかも....

過去作品を読んでいなくても問題ありませんが
たくさん出てくるGwenの親族は過去作品のヒーロー、
ヒロインになっています。

兄のネヴィルとその妻Lilyは「One Night for Love 」
いとこのローレンとその夫キットは「忘れえぬ夏を捧げて」
いとこのジョゼフとその妻クローディアは「ただ魅せられて 」

このほかガーデンパーティーのシーンではSlightly Dangerousの
Bewcastle公爵夫妻がちょこっと登場します。

また、新シリーズのためSurvivor's Clubのメンバーの紹介が
あり非常に登場人物が多いため この人誰だっけ?
になりやすかったです。(^^ゞ


One Night for Love (Bedwyn Saga)

One Night for Love (Bedwyn Saga)

  • 出版社/メーカー: Dell
  • 発売日: 2012/01/11
  • メディア: Kindle版



忘れえぬ夏を捧げて (ヴィレッジブックス)

忘れえぬ夏を捧げて (ヴィレッジブックス)

  • 作者: メアリ ・バログ
  • 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
  • 発売日: 2010/02/20
  • メディア: 文庫



ただ魅せられて (ヴィレッジブックス)

ただ魅せられて (ヴィレッジブックス)

  • 作者: メアリ ・バログ
  • 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
  • 発売日: 2012/01/20
  • メディア: 文庫



Slightly Dangerous

Slightly Dangerous

  • 作者: Mary Balogh
  • 出版社/メーカー: Dell
  • 発売日: 2005/03/01
  • メディア: マスマーケット



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