Protected by the Major

Madeline は、Hallamと恋仲で結婚することを望んでいました。しかし、Madeline の父親が賭けで多額の借金をthe Count of Lethbridge に負ってしまいます。Lethbridge は、借金を即返済できないら評判の美人であるMadelineと結婚させてくれれば借金の証文をMadeline の一家に渡すと迫り、Madeline は家族のために、HallamよりLethbridge の方が結婚相手として望ましいと告げてHallamに分かれを告げます。

Major Hallam Ravenscarは、自分より金持ちを選んだMadeline を恨んでいました。久しぶりに戦地からロンドンに戻ってきて、Madeline に再会したHallam は、彼女の様子から夫との関係に何か問題があり彼女が不幸な生活を送っているのでは感じます。恨みつつも彼女のことが気にかかるHallam は、Lethbridge の周辺を探り始めます。

Protected by the Major (Officers and Gentlemen)

• 出版社/メーカー: Harlequin Historical
• 発売日: 2014/01/01
• メディア: Kindle版

最初の方で、ヒロインが夫にすごく冷たく対応していて好きじゃない相手でも
借金を無しにしてくれるという条件で結婚したのに、そんな態度だから夫も
ヒロインにDVまがいの態度にでるのだろうと　思ってました。

でも、お話が進むにつれて、実は結婚したらすぐにヒロインに渡すことになっていた
借金の証文はなにかと理由をつけて渡さず。ヒロインに十分なお小遣いも渡さないなど
夫の側にも問題があることが判りました。さらに、自分が金策に困るとヒロインを
金持ちに売ろうと画策するほとゲスな男です。
（そうじゃないとヒーローとヒロインの関係が倫理的ではないと思われちゃうから？）

賭け事で多額の借金をしてしまったヒロインの父親もダメじゃん　と思ったのですが
ヒロイン夫がいかさま賭博の常習者で計画的にヒロイン父を嵌めたことがわかります。

ヒーローは、ヒロインが夫から解放されるためにはどうしたら良いか
策を練り着々と計画を進めます。設定上ヒロイン夫はいずれ死ぬのだろうなぁ～と
ある程度予測がついてしまいますが、最後の方までハラハラさせてくれます。

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