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Lady Beneath the Veil [Historical]

Mr. Gideon Alburyは結婚式を挙げたあと、ベールを上げた花嫁が見知らぬ女性と気づき仰天します。遊び仲間のthe Earl of Martleshamのいとこ、金髪碧眼の麗しいMiss Reynolds と結婚したはずですが....

実は、いとことしてGideonが会っていた女性は女優で、今日結婚したのがいとこのMiss Dominique  Rainault フランス人ワイン商の娘でした。(Dominiqueの母親、先の伯爵の妹はなぜかフランス人ワイン商と結婚したらしい)

式に参列していた悪友たちは、結婚式は悪ふざけなので早々に婚姻無効の手続きをするようにと言いますが、Gideonは結婚を継続すると宣言します。

Dominiqueは、フランス革命が起きたことから伯父の先の伯爵を頼ってイングランドに逃れてきました。その時に持ち出したお金は、フランスに残った父親の消息を確認する費用に消えてしまい、今ではいとこに生活費を頼っています。Gideonを嵌める計画に協力するよう強制されても拒否できませんでした。


Lady Beneath the Veil (Harlequin Historical)

Lady Beneath the Veil (Harlequin Historical)

  • 出版社/メーカー: Harlequin Historical
  • 発売日: 2014/02/01
  • メディア: Kindle版


Gideonは、兄や親族がフランス革命時にギロチンにかけられていることからフランス人全体を憎み続けています。人間として、女性としてNicky(Dominique はフランスっぽいから英国風の愛称で呼ぶことにしてます。)に惹かれていくことが認められません。

Nickyは最初かからGideonに好意を持っているのですが、彼のフランス人嫌いを思うと素直に気持ちを伝えることができません。更にGideonの姉や知り合いになった社交界のレディから夫の気を引くには、自分が好意をもっているとを極力見せない方が効果的(本当なのか?)なんて手管を教わって、Gideonに対して何も思っていないかのようにふるまいます。

素直に自分の気持ちを伝えないがゆえに気持ちがすれ違い、Nickyのいとこの伯爵が何かと二人の仲を裂くようなことを画策することもあって、いっこうに関係が進みません。

実は、Dominiqueの父親は妻子が生活に困らないように、そしてDominiqueが結婚する時には十分な持参金を持たせられるようにと資産を信託として銀行に準備していました。このことは、Dominiqueも母も知りませんが、それを知ったいとこの伯爵がこれを横取りするための計画を練っていました。GideonとDominiqueの茶番の結婚式もその一環だったようですが、書いてあったのかなかったのかよくわかりませんでした。

まずまず面白かったです。
タグ:Regency England [M]
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