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Bond of Hatred [Contemporary]

出版社サイトより ----
セアラの最愛の妹は、ギリシア人のデーモンに捨てられたあげく、赤ん坊を遺してこの世を去ってしまった。それはすべてデーモンの兄アレックス・ターザキス――気が遠くなるほどの富豪で権力を一手に握っている男が、二人の結婚を頑として許さなかったせいだ。激しい憎しみに駆られたセアラはアレックスへの復讐を心に誓う。

邦題は「憎しみの代償」

両親亡き後、大切に育ててきた妹が金持ちのロクでなしに引っ掛かって妊娠し捨てられ
その上に出産時に死亡してしまったヒロイン
若くして結婚した弟が、財産狙いの若い美女とその姉に嵌められたヒーロー

というのが双方が認識している見解ですが、それぞれの弟妹が、それぞれについた嘘のために
真相とは異なる認識となってしまっています。


Bond of Hatred (The Lynne Graham Collection)

Bond of Hatred (The Lynne Graham Collection)

  • 出版社/メーカー: Harlequin Treasury-Harlequin Presents 90s
  • 発売日: 2012/07/16
  • メディア: Kindle版


ヒロインが知らなかったこと
ヒロインの妹は恋人が既婚者であることを承知で付き合ってた、心が離れた恋人をつなぎとめるためわざと妊娠した。出産に耐えられず死亡する可能性が高いと医師に宣告されていたが、恋人を取り戻すためには子供が必要とそれを無視した。恋人からは妊娠に伴う費用や、生まれた養育費を受け取っていた。

ヒーローが知らなかったこと
ヒーローの弟は、ヒロイン妹に離婚が成立したら結婚しようと口説いて付き合い始めた、ヒロイン姉には既婚者ということを隠して妹との結婚の承諾をとりつけようとしていた。ところが、途中で気が変わり離婚は無し、恋人とは別れることを決心した。ヒロイン妹の恋人は自分以外にいなかったが、兄には金持ちを引っかけようと画策して、多くの男性と並行して付き合っている尻軽な悪女だとウソをついた。

この状態で、妊娠した妹を連れてヒロインがヒーローの所に乗り込んできたのが二人の出会い。
最低ラインからの出発ですが、お話が進むにつれて事実が少しづつ明らかになってきて
双方が互いを誤解していたことに気づいていきます。

ヒロインは妹を育て上げることの苦労から所帯やつれしていますが、磨けば光るタイプで
安定した生活を送るうちにどんどん綺麗になっていきます。そのあたりはシンデレラ系?
自分の知らなかった事情が明らかになるにつれ、ヒーローに悪いことをしたと罪悪感に
さいなまれ始めます。

ヒーローは当初は誤解していたものの、ヒロインが実は美女で家族思いであることは認め
直ぐにメロメロになってしまいます。でも、ヒロインの地雷を踏みまくって振り向いてもらえない (笑

ヒーローが素直にヒロインのことを好きだって言えばよかったのに
面倒な男だわ。


憎しみの代償 ハーレクイン・クラシックス

憎しみの代償 ハーレクイン・クラシックス

  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • メディア: Kindle版



憎しみの代償 (ハーレクインコミックス・キララ)

憎しみの代償 (ハーレクインコミックス・キララ)

  • 作者: リン グレアム
  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2013/08/10
  • メディア: コミック



Bond of Hatred (Harlequin comics)

Bond of Hatred (Harlequin comics)

  • 出版社/メーカー: Harlequin K.K. / SB Creative Corp.
  • 発売日: 2014/07/29
  • メディア: Kindle版


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