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Loving a Lost Lord [Historical]

1812年 England ------

ある夜、Lady Agnes の元教え子3人が現れ、彼らの学友であるthe Duke of Ashton が自身が開発にかかわっている水蒸気エンジンを搭載した船の爆発事故で亡くなったというニュースを伝えます。

Lady Agnes は公爵の娘で、良い家柄出身ではあるけれど一般的な学校には馴染めない男の子のための学校を運営しています。彼女が学校を始めたきっかけとなったのがthe Duke of Ashton で、彼女にとって最初の生徒である彼は特別な存在でした。

Lady Agnes は彼の死に大きなショックを受けますが、まだ遺体が見つかっていななら死んだとは言えない、生きているかもしれないと考えます。学友たちも、Lady Agnes の考えにほんの少しの希望を得てAshton の生死を確かめるため、事故の起こったグラスゴーへ向かいます。

Miss Mariah Clarke は小さなことからギャンブラーの父親に連れられ人の家に招かれ、家から家へと転々とする暮らしを送ってきました。最近、父親が賭けで領主館を手に入れたことから、25歳にしてはじめて念願の「我が家」での生活を送れるようになりました。

父親は、領主館を手に入れたことで、地に足をついた生活ができる目途がついたことから、ロンドンへ行って親戚と連絡をとり用事をすませてくると言って一人で出かけます。全てがすんだら説明するからと、親戚のことについては何も教えてくれませんでした。

Mariah は、新しい家を改善する計画にワクワクしていましたが、いつもこまめに手紙を送ってくる父からの手紙が途絶え心配しているところに。屋敷の前の持ち主Mr George Burke が突然訪ねてきます。

Burke は Mariah の父親が追いはぎに襲われ殺されたことを知らせに来たのでした。
ショックを受けるMariah に、女手一つで屋敷や領地を切り盛りするのは大変で、元領主の自分の助けが必要と求婚します。

断固拒絶するMariah ですが、他に頼るものがない状況に心細さから ついうっかりBurkeとの結婚を承諾してしまいそうで不安です。そんなある夜、海辺にでたMariahは海辺に浮かぶ男性を助けます。


Loving a Lost Lord (The Lost Lords series)

Loving a Lost Lord (The Lost Lords series)

  • 出版社/メーカー: Zebra
  • 発売日: 2012/03/06
  • メディア: Kindle版


その男性こそが、the Duke of Ashtonなのですが、事故の際に頭を打って
これまでの記憶がまったくありません。Burke からの求婚に頭を悩ませていた
Mariahは、つい「あなたは私の夫よ」と嘘をついてしまいます。

かいがいしく看病してくれる天使のような美しい女性が自分の妻と聞いて安堵する
Ashtonですが、彼にドンドン惹かれていくMariahはは罪悪感に苦しむようになります。


この先の展開はある程度予想通り、「嘘がばれて、ヒロインのことが信じられなくなる」
「あまりにも身分が違うこととの問題」などなど、でも、登場人物の造形がしっかりしており
生き生きとした描写もあって、面白く読めました。

本作はLost Lordシリーズの一作目で、Ashtonの学友たちがヒーローのお話が
あります。5作くらい書かれているようです。特別割引の時に4作目まで購入したので
順に読んでいこうと思います。
タグ:[P] Regency England
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