The Baron’s Governess Bride

Rupert, Baron Steadwell は、亡くなった妻のことを今も思い
寂しく思っていますが、母親を失った娘たちの面倒を見て
教育するしっかりした家庭教師を雇いたいと考えています。

前の家庭教師は、近所の男と駆け落ちしてしまい
娘たちは大きなショックを受けたばかり
平凡な容姿で地味な女性を希望しています。

応募してきたMiss Grace Ellerby を面接したところ
冴えない服に、時代遅れの帽子、目の色もわからない
度のきついメガネの地味でしかめつらしい感じが
気に入って即決で採用しました。

実はGraceは金髪碧眼の人目を引く美女です。
容姿が災いして、これまでの勤務先で出会った男性に
愛人の申し込みをされたり、無理やり言い寄られたり
ベットで待ち伏せされたりと散々な目にあってきました。

このため、今度こそそのような目に合わないようにと
父の形見のメガネ、時代遅れの帽子、
ワザと似合わない色味の服を来て面接に臨んだのです。
これが功を奏して首尾よく職を得ることができました。

The Nobleman's Governess Bride (The Glass Slipper Chronicles Book 1) (English Edition)

• 出版社/メーカー:
• 発売日: 2017/12/29
• メディア: Kindle版

三人の娘たちと少しずつ良い関係をきずき
信頼されるようになり、Rupertが高潔な男性で
あることもわかってきます。

自分の本来の姿を知っても不埒なことをする人では
ないとわかってからも、容姿について嘘をついたことで
不信感を持たれるのではと警戒して変装を止めることができません。

Rupertは娘たちが家庭教師の指導で落ち着いたことから
数年のうちには娘たちの社交界デビュー
後継ぎの息子をもうけないと　など考えて
近所の未亡人と再婚しようと決心します。

その未亡人が好きではない娘たちから
なんとか父親を説得して欲しいと頼まれた
Graceは....　というお話。

短編The Viscount Meets His Matchの
ヒーロー、ヒロインも少し登場します

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