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堅物侯爵の理想の花嫁 [Historical]

--- 出版社サイトより転載 ---

堅苦しく、尊大なことで有名なマートン侯爵ドミニクは、適齢期を迎え、花嫁を探す決心をした。妻となる女性はまさに“女性の鑑(かがみ)”であるべきと考え、条件を並べた。血筋がよく、物静かで従順で、見るに耐える程度の容姿――ただし妻を愛したりはしない。愛は一族を破滅に追いやると教育されてきたのだ。

しかし、ある日、彼はハイド・パークで子犬を助けた令嬢ドロシアに一目惚れしてしまう。彼女はただの准男爵の娘にすぎず、情熱的ではねっかえりで、おまけに美しすぎた。条件にまったく当てはまらないにも関わらず、また会いたいと思ってしまった自分にドミニクは驚き、とまどうが、その後も偶然が重なり、一緒に子猫や子供を救うことになってしまう。少しずつ理想の自分から変わっていくドミニク。いっぽうドロシアも、世間の評判とは違って見えるドミニクに惹かれるが……。

堅物侯爵の花嫁探しの行方は――?


堅物侯爵の理想の花嫁 (ラズベリーブックス)

堅物侯爵の理想の花嫁 (ラズベリーブックス)

  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2020/08/11
  • メディア: Kindle版


Kindle Unlimited で読みました

四角四面な侯爵と大家族の准男爵家で伸び伸びと育ったヒロイン

身分、家庭環境、ヒーローの理想の花嫁像 すべてが違うのに惹かれ合っていくのはロマンスの王道。2人がこのずれをどのように埋めてゆくのか、寄り添っていくようになるのかが主なストーリー
軽快に読むことができました。

ヒロインのママ(公爵令嬢)が、准男爵と恋愛結婚!
しかも、母親の公爵夫人が後押しっていうのが あり得ん って気もしますが
エンタメ本なので、そんな家も稀にはあるのかもね~ と思うことに

ヒロインの捨て猫に注ぐ愛情と心配はたっぷりなのに、猫を処分することでお金を得ようとした子供については割と無関心なのは、現代の感覚では変です。でも、時代背景を考えるとそれは普通のことで、そこから社会改革や慈善事業に精を出す社会派小説になられてもロマンスファンとしてはガッカリします。

当時の社会の当たり前が気になる人はヒストリカルは向かないかも
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