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A Duke of Her Own [Historical]

Leopold Dautry, the Duke of Villiers は、なるべく早く結婚する必要に迫られていました。愛人たちとの間に生まれた6人の婚外子のうち5人を屋敷に引き取って養育することになったため、急ぎ屋敷の女主人が必要になったのです!The Duke of Montague の娘で知的で美しい Lady Eleanor がふさわしいと考え行動を起こします。

社交界で「結婚相手は最低でも公爵」と言ったと噂されているLady Eleanor は、若いころに将来を誓い合った恋人 Gideon, the Duke of Astley が親の遺言で指定した女性 Ada と結婚し失恋しています。そして、その失恋をいまでも引きずってます。そんなとき、舞踏会でLeopold に声をかけられ、話のはずみで彼と婚約したと自分の母親に言ってしまいます。


A Duke of Her Own (Desperate Duchesses Book 6) (English Edition)

A Duke of Her Own (Desperate Duchesses Book 6) (English Edition)

  • 作者: James, Eloisa
  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2012/06/27
  • メディア: Kindle版


罪つくりな公爵夫人シリーズの六作目
三作目まで翻訳されていますが未読で、なんとkindleの中に1~5作目があった....orz
調べてから読めばよかった。多分この本だけ読んでも楽しめると思います。

婚外子が6人もいるヒーローは初めて、しかも全員を探し出して母親が引き渡しを拒否した子供以外全員自分の屋敷に引き取ってgentleman,ladyとして育てる腹積もりと なかなか珍しい。

この時代、男性と後継ぎを産んだ既婚女性に愛人がいるのは普通ですが、婚外子を育てる&後継ぎを産んでくれる花嫁を募集することに嫌悪感を抱く人がいるかも。

お話はパリ条約の翌年1784年から始まります。男性はかつら、華やかな色の上着を着用して、女性はパニエを使ったドレスに、高く結い上げた髪に様々なものをデコるスタイルです。このところリージェンシー物が続いたので頭を切り替えるのに苦労しました。

主に the Duke of Gilner の屋敷でお話が進むのですが、ヒロインの幼馴染でこの家の娘 Lady Lisette の方が、子供たちの母親にふさわしいのでは?とヒーローが考え始めたことから話がややこしくなっていきます。そして、ヒロインの初恋の人 Gideon の妻が亡くなってと いろいろ盛りだくさんでした。

ヒロインの飼い犬の名前がOyster、クリーム色の毛皮のパグが牡蠣みたいだからと名付けたようです
いや、牡蠣は無いと思うけど、イギリス的にはアリなのだろうか?

シリーズの翻訳は止まっているようで残念
タグ:England Georgian
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