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Remember Love [Historical]

当代のStratton伯爵は、男前でカリスマ的な魅力にあふれた領主でした。しかし、跡取りのDevlin は四角四面で父の様な愛嬌が無く不愛想で不機嫌に見られることを気にしていました。まして、弟のNicolasが父そっくりの性格で同じようにふるまうをを見るたび自分は完璧な領主になれないのではと不安を感じます。

Devlin は、Nicolasの親友で近所のSir Iforの娘Gwynethのことがずーっと好きなのですが、いつも一緒の二人はもしかして思い合っていて将来を約束しているのかも? と思うとGwynethに声をかけることができませんでした。

Gwynethの一家はウェールズからイングランドに移住してきました。近くの伯爵家の次男Nicolasとは年が近くて気が合い子供のころからいつも一緒に遊んでいました。互いに親友ではあっても恋愛感情は無いことで一致していますが、思春期を過ぎ18歳になるころには、二人は公認のカップルと見なされつつありました。子供のころから伯爵家の跡取りのDevlin が好きなのですが自分は釣り合わず思いは叶わないから、他に結婚相手を探さないと それにはNicolasと距離を置かないとと考えています

Strattonの慈善バザーの日のDevlin の行動が原因で、Devlin は戦争に行くことになります。


Remember Love (English Edition)

Remember Love (English Edition)

  • 作者: Balogh, Mary
  • 出版社/メーカー: Piatkus
  • 発売日: 2022/07/12
  • メディア: Kindle版


メアリ・バログの新しいシリーズです。
Stratton伯爵家の家系図がついていますから、この一家のお話だと思います。
長男、Devlin 22歳
次男、Nicolas 18歳
長女、Philippa 14歳
三男、Owen 11歳
次女、Stephanie 8歳
そして、Devlinより先に生まれた婚外子のBen Ellis、25歳
母が亡くなった後に伯爵家に引き取られて兄弟たちと一緒に育ちます。

本作は二部構成で第一部は1808年、第二部は6年後にDevlinが戦争から帰ってきたところから始まります。ロマンス色は薄め、もともと相思相愛の二人で身分差、民族の違いもGwynethが考えているほど障害になっていない。(DevlinがGwynethと結婚したいと決心したら、だれも反対しなかった)

第一部の終盤で起きたある事件を発端に、Stratton伯爵家の幸せな生活が破たんし、領地の人達の生活にも影を落とすようになっている状況を新しく伯爵になったDevlinが修復していく様子、家族との和解が中心です。

日本語で読みたい本です。細かい心のひだの描写などは英語では読み取り切れなかったように思います。いつか、翻訳で読めますように。

二作目は、あることをきっかけにロンドンでの社交界デビューを拒否して領地に籠っている長女のPhilippaがヒロインです。
タグ:England
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